29日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。
日本株安を受け円買い方向に振れたが、ドルは国内勢の押し目買いで108円台半ばを維持した。
東京株式市場で日経平均株価が予想に反して前週末比100円超安の軟調となり、株安を嫌気した円買いでドルは108円40銭台まで下げる場面もあった。
ただ、ドルは国内勢の押し目買いにより正午にかけて小幅に値を戻した。
ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続き、目先の日本株安継続への警戒感からやや円買い方向に振れやすい。
中国株安や米株式先物のマイナス圏推移も円買いの支援要因に。
また、目先は米10年債利回りの動向も警戒されよう。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円42銭から108円70銭、ユーロ・円は120円76銭から120円97銭、ユーロ・ドルは1.1121ドルから1.1138ドルで推移した。