■株主還元
トラスト・テック (T:2154)は株主還元を重要な経営課題と認識しており、その手段としては配当によることを基本としている。
配当額の決定に際しては、配当の安定性を重視しながら、業容拡大と体質強化のための内部留保を行いつつ、業績に応じた配当を加味するとしている。
2018年6月期について同社は、事前予想どおり、前期比10円増配の55円(中間配20円、期末配35円)の配当を実施した。
配当性向は42.8%であった。
2019年6月期については、前期比15円増配となる70円(中間配30円、期末配40円)の配当予想を公表している。
予想1株当たり利益に基づく配当性向は40.1%となる。
過去と比較して配当性向は年々下がる傾向にあるが、配当の実額ベースでは7期連続の増配であること(株式分割調整後)や、海外M&Aや国内での人員増強などの成長投資が控えていること、過去8年で3回の株式分割を行ってきていること等を踏まえれば、株主還元について高い意識を持って臨んでいることが十分うかがえる実績と言えるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)
トラスト・テック (T:2154)は株主還元を重要な経営課題と認識しており、その手段としては配当によることを基本としている。
配当額の決定に際しては、配当の安定性を重視しながら、業容拡大と体質強化のための内部留保を行いつつ、業績に応じた配当を加味するとしている。
2018年6月期について同社は、事前予想どおり、前期比10円増配の55円(中間配20円、期末配35円)の配当を実施した。
配当性向は42.8%であった。
2019年6月期については、前期比15円増配となる70円(中間配30円、期末配40円)の配当予想を公表している。
予想1株当たり利益に基づく配当性向は40.1%となる。
過去と比較して配当性向は年々下がる傾向にあるが、配当の実額ベースでは7期連続の増配であること(株式分割調整後)や、海外M&Aや国内での人員増強などの成長投資が控えていること、過去8年で3回の株式分割を行ってきていること等を踏まえれば、株主還元について高い意識を持って臨んでいることが十分うかがえる実績と言えるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)