[ロサンゼルス 23日 ロイター] - 米娯楽大手ウォルト・ディズニーは23日、マーベルの映画 「ブラック・ウィドウ」の世界での公開を7月まで2カ月延期し、劇場公開と同時に、動画配信サービス「ディズニー+(プラス)」で配信すると発表した。
大方の国で5月上旬公開予定だった同映画は、アベンジャーズシリーズの人気キャラクターとして、スカーレット・ヨハンソンが主演するアクション作品で、劇場運営会社は、超大作映画公開シーズンの皮切りとなって、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた映画館に観客を呼び戻すきっかけになると期待していた。
ディズニーは、実写映画「クルエラ」についても、5月28日の劇場公開と同時にディズニー+の顧客向けに配信すると発表した。ディズニーとピクサーの最新作「あの夏のルカ」については、6月18日から世界的にディズニー+で配信し、劇場公開はディズニー+が提供されていない海外市場に限定して行うという。
「クルエラ」と「ブラック・ウィドウ」のディズニー+での視聴にはそれぞれ30ドルの追加料金が必要になる。