[東京 23日 ロイター] - 声が聞こえにくいなと感じたのはマスクのせいだけではなく、距離が遠いためだった。海外から来たロイターの記者と話したが、こちらが意識する以上にソーシャルディスタンスに気を使っていた。
外国人記者が五輪プレスセンター内で食べ歩いている姿やノーマスク姿が報じられているが、実際に現地に来てみると「無法地帯化」しているという印象は受けない。
見た限りだが、施設内を歩く人は皆マスクをしているし、記者ブースの入口で用事が済むなら中にまで入らない。一部の報道で見かける奔放な外国人記者という感じはしない。
これだけ世界中から人が集まっていれば、中には報道で見かけるような、規則を破ってSHIBUYAに繰り出すような不届き者もいるだろう。しかし、多くの人たちは、真面目に律義にルールを守って仕事をしていることも知ってほしいと思う。
(田中志保)