[5日 ロイター] - 自動車レースF1のハースのドライバー、ミック・シューマッハー(ドイツ)とニキータ・マゼピン(ロシア)が5日に再び一悶着を起こし、確執が深まっている。
両者は同日に行われたオランダ・グランプリ(GP)で、追い越しをかけたシューマッハーをマゼピンが果敢にブロックしたことでマシン接触した。
フロントウイング交換のためにピットインを余儀なくされたシューマッハーはスカイスポーツで「なにがなんでも私より前にいたいと思っているようだ」とマゼピンの行為を理解できないと糾弾し、「何も得るものがないのにチームメートをとてもアグレッシブにブロックするのは正しいアプローチではないと思う」と述べた。
そして、問題を話し合いで解決できるかどうか尋ねられると「正直に言うと、そうは思えない。彼が私を壁に押しつけ、ピットインを強いた事実を正当化することはできない」と答え、確執の深さをうかがわせた。
前日の4日には、予選でどちらが先に行くかという合意をシューマッハーが破ったとマゼピンが批判。両者は以前にも摩擦を起こしている。
シューマッハーは個人総合優勝7回を誇るミヒャエル・シューマッハー氏の息子。