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米同時多発攻撃20年、バイデン氏が犠牲者追悼 現場全3カ所訪問

発行済 2021-09-12 13:22
更新済 2021-09-13 11:19
© Reuters.  バイデン米大統領は、2001年の同時多発攻撃から20年を迎えた11日、ニューヨークの貿易センタービル跡地を含む3カ所の現場を全て訪問し、約3000人の犠牲者を追悼した。

[シャンクスビル(米ペンシルベニア州)/アーリントン(米バージニア州) 11日 ロイター] - バイデン米大統領は、2001年の同時多発攻撃から20年を迎えた11日、ニューヨークの貿易センタービル跡地を含む3カ所の現場を全て訪問し、約3000人の犠牲者を追悼した。

ニューヨークでの追悼式典では、ジル夫人やオバマ、クリントン両元大統領らとともに、最初の飛行機がビルに突入した時刻に合わせて黙とうをささげ、遺族が犠牲者の名前を読み上げた。

バイデン氏はその後、1機が墜落したペンシルベニア州シャンクスビルと1機が激突したバージニア州アーリントンの国防総省も訪れた。

バイデン氏はいずれの式典でも演説は行わなかったが、10日に公開した動画で、遺族らに哀悼の意を表し、攻撃直後の国民の勇敢な行動に言及、「国家の真の結束が見られた」と語った。

シャンクスビルでの式典では当時の大統領だったジョージ・W・ブッシュ氏が演説し、攻撃後に国民がどのように団結したかを振り返り、国内で政治的分断が進む中、一段の結束を呼び掛けた。

米大統領が同時多発攻撃の追悼式典で現場の1カ所を訪れることは多いが、3カ所全てを訪問するのは異例。

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