[22日 ロイター] - 自動車レースF1は今週末にロシア・グランプリ(GP)が開催され、メルセデスのルイス・ハミルトン(英国)には通算100勝を達成する大きなチャンスが訪れている。
ハミルトンは7月の英国GPを最後に優勝がなく、通算100勝に5回目の挑戦となる。メルセデスは2014年に初めて開催されて以来このGPを7連勝中で、そのうち4回をハミルトンが制している。
メルセデスのトト・ウォルフ代表は「ルイスは、これからの8レースで何をすべきかに集中している」とした上で、「今のチームには冷静な判断力があり、シーズン終盤のチャンピオン争いは私たちにとって最も楽しいこと」と話した。
ハミルトンはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(オランダ)と激しく個人総合優勝を争っている。ただ、フェルスタッペンは前戦のイタリアGPにおいて両者がリタイアした原因になった接触で大きな責任があったとして、このロシアGPでは3グリッド降格が決まっている。
フェルスタッペンは個人総合でハミルトンに5ポイント差をつけ首位に立っているが、チーム総合ではレッドブルがメルセデスに18ポイント差の2位となっている。フェルスタッペンは「ペナルティはもちろん理想的ではないが、失うものは何もないと考えている」と述べた。