[シカゴ 28日 ロイター] - オバマ元米大統領(60)は28日、シカゴに建設される記念館「オバマ・プレジデンシャル・センター」(総工費7億ドル)の起工式に出席した。
米国初の黒人大統領となったオバマ氏は、この施設が世界的な市民活動の拠点になるよう願うと述べた。
シカゴ大学から数ブロックに位置する同センターの建設は、立ち退きなどを巡る計画反対運動を押し切る形で8月に開始され、2025年に完成する予定。09─17年の大統領在任中の資料などを所蔵するほか、文化・教育イベント会場としても公共利用される。事業経費はバラク・オバマ財団への寄付で賄うという。
国政進出前にシカゴで州議会議員を務めたオバマ氏は、「われわれは今、分野、背景、政治的立場を超えた市民のリーダーを育成する上で、世界最高の施設建設に着手しようとしている」と演説した。
その後、ミシェル夫人とプリツカー・イリノイ州知事、ライトフット・シカゴ市長が建設地にくわ入れを行なった。