[ドバイ 30日 ロイター] - 欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は30日、2015年のイラン核合意再建に向けた協議が「許容できる期間内」に再開されると述べた。
一方、イラン外務省のハティーブザーデ報道官は仏紙ル・モンドに対し、ウィーンでの「核協議に必ず戻るという結論に達した」と指摘。ライシ政権が第6回の核協議に関する再評価を完了すれば「ウィーンでの協議に戻るまで1時間も無駄にしない」とした。
また「バイデン政権はトランプ氏のレガシーを維持したいのか、それとも自身のレガシーを構築したいのかを最終的に決断すべきだ。これは純粋に政治的決断だ」とし、時間は限られているとの見方を示した。
フランス外務省の報道官はロイターの質問に対し、イランとの核協議再開に向け、イランと密接な関係にある中国が最も「説得力のある討議」を行うことを期待していると述べた。