[1日 ロイター] - 英国政府は1日、ワクチン接種を完了しているサッカーのイングランド・プレミアリーグでプレーする選手たちに、新型コロナウイルスの感染が拡大している「レッドリスト」国への渡航と帰国時の検疫免除を条件付きで認めると発表した。
レッドリスト国への選手派遣を巡っては、帰国時の検疫で欠場を余儀なくされることから、多くのクラブが9月の国際試合期間に所属選手をブラジルやアルゼンチンへ派遣することを拒否していた。
しかし今回の決定で、出国した選手たちは帰国時にホテルではなく「特別な施設」で検疫を受け、その間も練習や試合に参加できるようになるという。
政府報道官はロイターに対し、「私たちは最高レベルの公衆衛生と安全を確保しながらクラブと各国のバランスを取るために、サッカーの関係当局と緊密に連携してきた」とコメント。
さらに、「ウイルスに対する最大の防御策はワクチン接種であり、新たな方針では、ワクチン接種が完了した選手は可能な限りの安全かつ実用的な方法で代表活動を行うことができ、同時に帰国後は少しでも早く所属クラブでのトレーニングや試合に参加できるようになる」としている。