[チューリヒ/ワシントン 7日 ロイター] - 中国共産党機関紙・人民日報傘下の有力国際情報紙「環球時報」は、中国の戦略が奏功し、米国の対中強硬姿勢が和らいでいるとの社説を掲載した。
同紙は、米国が対中通商協議の再開に前向きな姿勢を示していることや、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟副会長が釈放されたことを挙げ、米国の強硬姿勢が和らいだと指摘。
サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と中国の楊潔チ国務委員の会談に関する社説で「原理原則で譲歩せず、自らの意見を主張するという中国の基本戦略が功を奏しつつある」と指摘。
「米国側は常に『強い立場から』物を言いたいと述べていたが、その強さは、中国の発展を阻止するという米国の野望を実現するには、あまりにも不十分だった」と述べた。