[モスクワ 27日 ロイター] - ロシア・オリンピック委員会(ROC)のスタニスラフ・ポズドニャコフ会長は27日、来年に開催される北京冬季五輪において、新型コロナウイルスのワクチンを接種していない未成年の選手が隔離されることを想定していないと述べた。
新型コロナウイルスへの対策が世界で最も厳しいとされる中国では、2月4日から20日まで開催される冬季五輪で選手やチーム関係者にワクチン接種を義務付けている。未接種の場合は21日間の隔離とされるが、医療上の理由による例外は認められている。
ロシアでは未成年に対するワクチン接種が承認されていないため、フィギュアスケートの代表選手を含む18歳以下の選手はワクチンを接種していない。
ポズドニャコフ会長は記者団に対して「政府が承認しない限り、未成年のアスリートたちは必然的にワクチンを接種できない」と述べた。五輪のプレーブックでは、そのような場合を個別に評価することを認めている。
また、ポズドニャコフ氏は北京で18歳未満のアスリートが3週間の隔離を強いられることはないという理解がオリンピック委員会の責任者の間にあるとも話した。