[30日 ロイター] - 米ミシガン州オックスフォードの高校で、この学校に通う15歳の少年が半自動拳銃を発砲し、同校の生徒3人を殺害したほか、8人にけがを負わせた。少年はすぐに身柄を拘束された。警察当局が発表した。
現場はデトロイトの北約65キロに位置するオックスフォード高校。負傷者の1人はこの学校の教師で、他は同校の生徒だという。
当局者によると、殺害されたのは16歳の少年、17歳の少女、14歳の少女。銃撃の動機は不明。
容疑者の少年は高校2年生で、単独の犯行とみられるほか、15─20回発砲した後、抵抗することなく身柄を拘束されたという。
米国の学校では銃撃事件が相次いで発生しており、銃規制などを巡る議論が活発化しそうだ。
現場を訪れたミシガン州のウィットマー知事(民主党)は「これは米国特有の問題であり、対処する必要がある」と表明。ただ、現場で具体的な政策について話すのは不適切だと付け加えた。
ホワイトハウスのサキ報道官によると、訪問先のミネソタ州で事件の報告を受けたバイデン大統領は「愛する人を失った想像を絶する悲しみに耐えているご家族に心よりお悔やみ申し上げる」と語った。