[ニューヨーク 1日 ロイター] - 女子テニスの往年の名選手ビリー・ジーン・キング氏は、ダブルス元世界ランク1位の彭帥(中国)の処遇に対する懸念から中国で開催するトーナメントを中止する決定について、女子テニスのツアーを統括するWTAの判断を支持した。
四大大会を12回制覇し、WTAの創設者でもあるキング氏は、スティーブ・サイモン最高経営責任者(CEO)や幹部について「中国と世界の人権を守るために強い姿勢を示したことに拍手を送りたい」と述べた。
また、キング氏は「WTAは選手たちの権利を守るために、歴史の正しい側に立つことを選択した。これは、女子テニスが女子スポーツ界のリーダーである理由の一つだ」と話した。
四大大会18回優勝のマルチナ・ナブラチロワ氏は、「スティーブ・サイモン氏とWTAの勇気ある姿勢で、札束よりも道義を優先し、世界中の女性、特に彭帥のために立ち上がった」とツイッターに投稿した。
また、元世界ランク1位のアンディ・ロディック氏はツイッターに「テニス界にいることを誇りに思う」と投稿し、著名なコーチで元選手のダレン・ケーヒル氏も「配慮、気遣い、リーダーシップ」とWTAを称賛した。