[10日 ロイター] - カナダの五輪・パラリンピック組織委員会は10日、カナダ西部のバンクーバーとウィスラー、先住民族ファースト・ネーションの代表とともに2030年冬季五輪の開催の可能性を模索すると表明した。
カナダには、630を超えるファースト・ネーションのコミュニティーがあり、その中でも50以上の民族と言語が存在する。カナダの総人口3800万人の約5%をファースト・ネーションが占めている。
バンクーバーとウィスラー、ファースト・ネーションの代表らは30年冬季五輪の実現に向けて検討することで合意。カナダの五輪・パラリンピック組織委は、「この地域で再び五輪とパラリンピックを開催する可能性を探るための重要な第一歩」との声明を発表した。
バンクーバーとウィスラーは2010年に、バンクーバー冬季五輪を開催した。