[台北 16日 ロイター] - 台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は16日、訪台中の仏議員団と会談し、欧州連合(EU)との通商交渉が来年進展することを望む表明した。また民主主義陣営が結束して専制主義国に対処する必要があると訴えた。
蔡氏はフランスが来年、EU議長国となることに言及し「フランスのリーダーシップの下で台湾とEUが投資協定(BIA)の交渉を推進し、新しい協力関係を築くことを期待している」と述べた。
「国際情勢が急速に変化し、専制主義が広がり続ける中で民主主義陣営は協力を一段と強化する必要がある」と指摘した。中国を名指しすることは避けた。
「台湾は国際社会における責任を果たす」とし「同じ理念を持つフランスや他のEU加盟国と協力してインド太平洋地域の平和と安定により一層の貢献する」と語った。