[26日 ロイター] - 英国のパテル内相は、新法の下、サッカー選手に対するオンライン上の人種差別行為で有罪となった者は最短3年、最長で10年間の観戦禁止となると発表した。
英国のジョンソン首相は7月、同月に行われた欧州選手権決勝で敗れたイングランド代表の黒人選手らがPK戦での失敗を理由にオンライン上で人種差別の被害に遭ったことを受け、対策を強化することを宣言していた。
英国メディアによると、パテル内相は「この夏、キーボードの裏に隠れてわれわれのサッカー選手を罵倒するオンライン荒らしの不名誉な人種差別により、美しいゲームが台無しにされるところを目の当たりにした。オンライン人種差別を行った者は罰せられなければならない」とし、「私が発表する法律の改正は、彼らがサッカーの試合に出席することを確実に禁ずるもの」と続けた。
既存の法律がオンライン上のヘイト犯罪もカバーすることになり、施行は新年早々の見込み。