[ヤウンデ 25日 ロイター] - カメルーンで開催されているサッカーのアフリカ選手権で24日、ファンがスタジアムに殺到する騒動が起き、少なくとも8人が死亡した。負傷者も38人に上った。
事故が起きたのは同日行われた地元カメルーンとコモロの試合。交流サイトに投稿された映像では、スタジアムでパニック状態となった観客が狭い入場門を通り抜けようとしている様子が確認された。
また動画では、数十人の観客がスタジアムのフェンスを乗り越えている様子が捉えられており、現場は混乱状況に陥っていた。
巻き込まれた高校教師はロイターの取材に対し、キックオフ前にスタジアムに入ろうとする人が殺到して騒動が起きたと説明。警察もいたが群衆の圧力の方が強く、同僚と訪れていた高校教師もその波にのまれて転倒し、気を失ったという。
教師はその後、誰かに助けられて命は無事だったものの、同僚は病院に運ばれた後に亡くなったという。