[29日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)の7球団で通算435本塁打の実績を持つカルロス・ベルトラン氏(44)が、解説者として球界に戻ってくることになった。
同氏は22年シーズンからニューヨークの地元メディア、YESネットワークでヤンキース戦の解説チームに加わる。同局で試合前後にアナリスト役を務めるジャック・カリー氏のツイッター投稿によると、ベルトラン氏は解説者として36試合を担当する予定。
ベルトラン氏は1999年、ロイヤルズで新人王を獲得。その後メッツ、ヤンキース、アストロズなど7球団で20年にわたり活躍した。通算9回のオールスター選出を誇る。
現役最後のシーズンとなった17年にアストロズでワールドシリーズ制覇を果たしたが、同氏がチームのサイン盗みで中心的な役割を果たしていたことがのちに明らかになった。メッツで2019年オフに監督に就任したが、サイン盗みに関する報道を受けて20年シーズンが始まる前に解任された。
選手として通算2586試合に出場し、435本塁打、1587打点、ゴールドグラブ賞選出3回の実績を持ち、通算300盗塁以上をマークした選手のなかで歴代トップの盗塁成功率86.4%を誇る。