[モスクワ 8日 ロイター] - ロシア大統領府は8日、プーチン大統領がフランスのマクロン大統領に、ウクライナ周辺で当面、新たな軍事行動を起こさないと約束したとする仏当局者発言は「正しくない」と否定した。
両大統領は7日に会談した。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は、ロシアとフランスがウクライナを巡る緊張緩和で合意できていないと述べた。ただ事態の打開が必要で、会談はそのためのさらなる取り組みの基礎となったと述べた。
仏政府当局者によると、プーチン大統領は、ベラルーシのウクライナとの国境近くで行われている軍事演習に参加している部隊が20日に演習が終了すれば撤収させることにも合意したとされる。
ペスコフ報道官は、具体的な日程は示さず、演習終了後に部隊はロシアの基地に戻ることになると述べた。また、部隊がベラルーシに駐留するとはだれも言ったことはないと指摘した。