[ロンドン 18日 ロイター] - 国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)は18日、東京五輪の陸上男子400メートルリレーで銀メダルを獲得した英国チームの選手から禁止薬物が検出された問題を受け、同国のメダルを剥奪すると発表した。
ドーピング違反で失格となったのは英国代表だったチジンドゥ・ウジャ。これにより、3位だったカナダが2位に繰り上がって銀メダルを、4位だった中国が3位となって銅メダルを獲得することになる。
ウジャは英国陸連を通じ、「知らずに汚染されたサプリメントを接種してしまった」とドーピング違反の理由を説明。そのうえで「チームメイトが長い時間をかけて懸命に努力して得たメダル、彼らにふさわしいメダルを奪ってしまったことを残念に思う。このことは一生後悔し続けるだろう」との声明を出した。