[リビウ(ウクライナ)/キエフ 27日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は26日、定例となっている深夜のビデオ演説でいら立ちを見せ、西側諸国にロシアを恐れているのかと問うとともに、必要な兵器を自国に提供するよう求めた。
いくつかの国は対戦車・対空ミサイルや小型武器の提供を約束したものの、ゼレンスキー氏は必要としているものを得られていないと訴え「わが国にとってそれは戦車だ。ミサイル防衛だ。対艦兵器だ。それがわれわれのパートナーが持っているものであり、そこでほこりをかぶっているだけのものだ」と指摘。「これはウクライナの自由のためだけでなく、欧州の自由のためでもある」と述べた。
ウクライナは北大西洋条約機構(NATO)のわずか1%の航空機と戦車を必要とするだけであり、十分な戦車、装甲車、航空機がなければ包囲された南部のマリウポリ港へのロシアの攻撃を阻止することは不可能だと付け加えた。