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ロシア、ウクライナ東部集中攻撃へ 「新たな重要局面」=NATO事務総長

発行済 2022-04-05 22:47
更新済 2022-04-05 23:46
© Reuters. 4月5日、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は5日、6─7日に開かれるNATO外相会議でウクライナへの追加的な兵器提供について討議すると明らかにした。

[ブリュッセル 5日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は5日、ロシアは向こう数週間のうちにウクライナ東部のドンバス地域で新たな攻撃を開始する可能性が高いとの見通しを示し、NATOにはウクライナ軍の準備を支援する時間があると述べた。

NATOは6─7日に開く外相会議で、ウクライナに対する一段の財政、軍事、人道支援について協議する。ストルテンベルグ氏は同会議を前に行った記者会見で、ロシアは「極めて集中的」な攻撃を計画しているとし、「ロシア軍は首都キーウ(キエフ)から遠ざかり、再編成、再武装、再補給を行った上で、ウクライナ東部に焦点を移すと見られる」と述べた。

その上で「向こう数週間のうちにロシアはウクライナ南東部での攻勢を強め、ドンバス全域を占領した上でクリミアにつながる陸の道を作ろうとする」と予想。ロシアが2月24日に開始したウクライナ侵攻は新たな重要局面に入るとし、「ロシア軍の再配置にはある程度時間がかかる。数週間かかる場合もある。その間にNATOが(ウクライナに)支援を提供することが極めて重要になる」と述べた。

ストルテンベルグ氏は6─7日のNATO外相会議で「ジャベリン」などの対戦車ミサイルや先進的な兵器のほか、弾薬や医療品などの提供について協議すると表明。同会議にはウクライナのクレバ外相も部分的に出席する。

ストルテンベルグ事務総長はまた、フィンランドとスウェーデンがNATOに加盟を申請すれば、NATOは歓迎すると述べた。

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