[シドニー 17日 ロイター] - オーストラリアのペイン外相は17日、南太平洋の島国ソロモン諸島が中国と計画通り安全保障協定を締結しても、豪・ソロモン間の安保面の協力を継続する考えを示した。
安保協定の詳細は明らかになっていないが、オーストラリアからの距離が2000キロメートルに満たないソロモンが中国の軍事活動の拠点となる可能性を豪政府は懸念している。
ペイン氏はオーストラリア放送協会(ABC)に対し、ソロモン諸島と安保協力を継続する考えを表明した上で、中国・ソロモン間の安保協定に関しては「透明性を欠いているとの懸念もある」と語った。
ソロモンのソガバレ首相が、協定締結後も国内で中国軍基地の建設は容認しないと述べた発言は「非常に重要」との認識を示した。