[エルサレム 18日 ロイター] - イスラエル軍当局は18日、パレスチナ自治区のガザからロケット弾による攻撃があったが、防空システム「アイアンドーム」によって撃墜したと発表した。
エルサレムにあるイスラム教とユダヤ教双方の聖地「神殿の丘」にあるアルアクサ・モスクで、15日にパレスチナ人とイスラエル警察の衝突が起きたことを受け、ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが報復を警告していた。ただ現時点で、どの勢力からも攻撃に関する声明は発表されていない。
パレスチナの関係筋によると、ロケット弾発射から数時間後、イスラエル軍はハマスなどガザの勢力の複数拠点を空爆した。標的には武器の製造拠点も含まれたもよう。負傷者はいないという。
15日の衝突事件を巡っては、アルアクサ・モスクを管理しているヨルダンとイスラエルの関係も悪化。ヨルダン政府によると、アブドラ国王はグテレス国連事務総長に対してイスラエルの姿勢はパレスチナ側との和平実現の機会を「深刻に損なう」ものだと発言した。またヨルダン政府はイスラエル大使代理を呼び出し、非難の言葉を伝えた。
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