[ロンドン 26日 ロイター] - 英国のヒーピー国防担当閣外相は26日、ロシアのラブロフ外相が核戦争が起きる「かなりのリスク」があると発言したことについて、「虚勢」であり、ウクライナ戦争が直ちにエスカレートする恐れはないとの認識を示した。
ヒーピー氏はBBCテレビに「ラブロフは15年ほどロシアの外相を務めているが、虚勢がトレードマークだ。現時点で事態がエスカレートする差し迫った脅威はないと考えている」と発言。
「西側がウクライナで支援を行う際には、非常に綿密な調整が行われており、われわれの行動は全て、ロシアとの直接対決を避けるよう調整されている」と述べた。
同氏はスカイニュースに対し、北大西洋条約機構(NATO)が東方を強化しているが、NATOとして軍事支援は行っていないとも発言した。
ラブロフ氏は、西側諸国によるウクライナへの武器提供はNATOが「実質的にロシアと戦争している」ことを意味するとの認識を示していた。