[13日 ロイター] - 東京五輪の女子バスケットボールで金メダルを獲得した米国代表のブリトニー・グライナー選手(31)がロシアで拘束されている問題で、ロシアの裁判所は勾留期間を1カ月延長した。同選手の弁護士がロイターに明かした。
グライナー選手は、ニューヨークからモスクワの空港に到着した際に「大麻オイルと液体」が含まれるカートリッジを所有していたとして、2月から拘束されている。ロシア税関当局は当時、同選手が5年から10年の禁錮刑となる可能性があると述べていた。
これに対し、米国務省の報道官はグライナー選手が「不当に」ロシアで拘束されているとし、解放のために尽力するとの声明を出している。
同報道官は、米国大使館の職員が13日の聴聞会に出席し、グライナー選手と会話をしたとし、「ブリトニー・グライナー選手が極めて困難な状況としか言いようのない状況下で、どうにか元気にしていることを確認できた」と述べた。