[ロンドン 16日 ロイター] - 自動車レースF1がコックピット内でのジュエリー類の着用を禁止したことについて、グランプリ・ドライバー協会(GPDA)のアレクサンダー・ブルツ会長は正しい判断だとしながらも、国際自動車連盟(FIA)はより友好的な方法でルールを導入するべきだったとの考えを示した。
ベネトン、マクラーレン、ウィリアムズの元ドライバーであるブルツ氏はロイターに「今回のルール導入には正当な理由がある」とした上で「もう少し違う方法でメッセージを伝えてほしかった」と述べた。
宝石類や認可されていない下着類の着用は以前からルールで禁止されていたが、今シーズンからドライバーの安全を理由にFIAによる取り締まりが厳格化された。
通算7回の個人総合優勝を誇るルイス・ハミルトン(英国、メルセデス)は今月行われたマイアミ・グランプリ(GP)で、長年着用したままレースに出場してきたピアス類は外せないと主張し、FIAと対立。
モナコGP(決勝は5月29日)までに外すよう求められているが、ハミルトンは応じない姿勢を示している。