[26日 ロイター] - 男子テニスで世界ランキング3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、選手に向けられる日々の厳しい視線に精神的に苦しんだことがあると明かした。
元恋人へのDV疑惑でATPが調査を開始するなど、ズベレフは昨年からたびたびコート外の問題で世間の注目を集めている。今年2月にはメキシコ・オープン(OP)で審判台をラケットでたたいて大会追放となり、ATPツアーから8週間の出場停止処分も科された。
テニスにおける精神的プレッシャーにどのようにして対処しているかと聞かれたズベレフは、「一部の選手はそのことについてよく話し、よりオープンにしていると思うが、私は好きではない」とした上で、「今年はとても苦しんだ。かなりのうつ状態だった時期もあったと思う」と語った。
そして、「常にスポットライトを浴びている状態。おそらく20年、30年前にプレーしていた選手には分からないだろう。なぜなら、今はちょっとしたことでも必ずカメラがあるし、誰かがそのことについて書く」と説明。最近は交流サイトなどの影響で以前よりも多くの人々が関わり、「より多くの憎しみが生まれていると思う」と続けた。