[27日 ロイター] - テニスの四大大会、ウィンブルドン選手権が大会の近代化に向け、女子優勝者の名前を刻むボードに「ミス」や「ミセス」の敬称を付けないようにすると、英紙タイムズが伝えた。
ウィンブルドンを主催するオールイングランド・ローン・テニス・クラブは伝統的に女子だけに敬称を使用している。昨年の女子シングルスで優勝したアシュリー・バーティ(オーストラリア)は「ミス・A・バーティ」と刻まれたのに対し、男子優勝者のノバク・ジョコビッチは「N・ジョコビッチ」となっている。
同大会では2019年に女子の試合でスコアをアナウンスする際の敬称使用を廃止した。
また、既婚の女子選手は本人のイニシャルと夫の名字で記されていたが、この慣習も変更されるという。
今年の大会は6月27日に開幕する。