[チューリヒ 24日 ロイター] - スイスの控訴裁判所は24日、サッカーのワールドカップ(W杯)放映権を巡る不正に関し、国際サッカー連盟(FIFA)の元事務総長、ジェローム・バルク氏を文書偽造と収賄で有罪とする判決を下した。
2007年から15年までFIFA事務総長を務めたバルク氏には、執行猶予付きの11カ月の禁錮刑と2万スイスフラン(約280万円)の罰金処分が科された。
バルク氏はフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)のナセル・アル・ケライフィ会長らとともに不正関与が疑われていた。この件に関しては無罪となったが、ギリシャ人実業家からW杯とコンフェデレーションズカップの放映権を与える見返りとして125万ユーロ(約1億7800万円)を受け取ったとされ、こちらの収賄で有罪判決を受けた。