[ロンドン 4日 ロイター] - 男子テニスの世界ランク40位、ニック・キリオス(27、オーストラリア)は四大大会第3戦、ウィンブルドン選手権のシングルスで準々決勝に進出したが、この結果について多くの人は不満に思うだろうと述べた。
キリオスは4日に行われた4回戦でブランドン・ナカシマ(米国)をフルセットで下し、ウィンブルドン初出場を果たした2014年大会以来となる通算2回目の8強入り。この日は怒りの言葉を発することもなく、落ち着いた振る舞いを見せた。
3回戦で対戦したステファノス・チチパス(ギリシャ)は、試合中のキリオスの振る舞いに「いじめっ子」「邪悪な一面がある」などと批判していた。
さまざまな人から厳しい批判を受けることについて、キリオスは報道陣に対し「面白いと思っている。そのことについてチームといつもジョークを言い合っている」とコメント。「再びウィンブルドン準々決勝進出を果たしたが、そのことを大勢の人が不満に思っているはず」と話した。
キリオスは次戦で世界ランク43位のクリスチャン・ガリン(チリ)と対戦する。