[ロンドン 9日 ロイター] - テニスの四大大会第3戦、ウィンブルドン選手権は9日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで女子シングルス決勝を行い、第17シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が四大大会での初優勝を果たした。
ルバキナは第3シードのオンス・ジャブール(チュニジア)に3─6、6─2、6─2で逆転勝ち。カザフスタン勢では初の四大大会シングルス優勝を達成した。
23歳のルバキナはモスクワ生まれ。2018年にカザフスタン国籍に変更していた。ロシアがウクライナに侵攻したことを受け、今年のウィンブルドンではロシアとベラルーシの選手は出場禁止に。ルバキナも国籍を変更していなかった場合、出場できなかった。
ルバキナは試合後、「心身ともにとても厳しい試合だった。ようやく終わってすごくうれしい」と話した。ウィンブルドン女子シングルス決勝での1セットダウンからの逆転勝ちは、2006年のアメリ・モレスモ氏(フランス)以来。
敗れたジャブールは1968年のオープン化以降、アフリカ勢では初の四大大会優勝を逃した。