[ロンドン 9日 ロイター] - テニスの四大大会第3戦、ウィンブルドン選手権の女子シングルスで準優勝に終わったオンス・ジャブール(チュニジア)は9日の決勝後、タイトルを盗まれてしまったと述べ、悔しさをにじませた。
第3シードのジャブールは第17シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)に6─3、2─6、2─6で逆転負け。試合後のスピーチで観客に対し、「エレーナにタイトルを盗まれてしまった」と冗談半分に話した。
27歳のジャブールは1968年のオープン化以降、四大大会でのアフリカ勢初優勝を目指していたが、第2セットと第3セットでは計7つのブレークポイントを生かせなかった。
同選手はウィンブルドンのタイトルがどうしても欲しかったとコメント。「今年はこの大会に向けてあらゆる努力を続けてきた」としながらも、「その目標は実現できなかった」と肩を落とした。