[ジュネーブ 26日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が先週末にウイルス感染症「サル痘」を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に宣言したことについて、WHOのサル痘担当幹部は26日、記者団に対し「現時点では、適切な集団に対し適切な戦略を用いれば、感染の大流行は止められるとなおも考えている」と語った。
ただ同幹部は、手をこまねいていれば時間の余裕がなくなるとも警告し、「皆が適切な対処のために協力することが必要だ」と主張した。WHOとしては世界的な協調のメカニズム決定に向けて作業中で、現在議論が交わされているとも指摘した。
サル痘は今年に入ってから75カ国以上で計1万6000人以上の感染が報告されている。同幹部は、実際の感染者数は恐らくこれを上回るとの考えを示した。
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