[29日 ロイター] - 今季限りで自動車レースF1からの引退を表明した元王者セバスチャン・フェテル(ドイツ)は、自身が務めるアストンマーチンのドライバーの後任にミック・シューマッハー(ドイツ)を推薦した。
フェテルは、ミックの父でF1総合優勝7回のミヒャエル氏に憧れて育ち、シューマッハー一家とも親しい間柄。ミックがフェラーリエンジンを搭載するハースに加入した2021年以降は、その指導者的な役割を担っている。
フェテルは開催中のハンガリー・グランプリ(GP)で報道陣に、「私にも意見があり、ミックをとても高く評価している」とコメント。「彼とは非常に親しいので、それが完全に客観的ではないのは明らかだ。だが、彼は素晴らしいドライバーだと思う。他人が失速したり前進を止めても学び続けている」と語った。
さらに、フェテルは決断はチームが下すものとした上で、意見を求められたら「遠慮はしない」と続けた。
シューマッハーは今季終了後にハースとの契約が満了を迎える。