[25日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は25日、軍の総定員を来年1月1日付で190万人から204万人に拡大する大統領令に署名した。このうち戦闘要員は13万7000人増の115万人とする。
プーチン氏は増員の具体的な実施方法は指定しなかったが、政府に増員のための予算配分を指示した。
ロシアによるウクライナ侵攻開始から24日で6カ月が経過。ロシアは侵攻開始直後に自国兵士1351人が死亡したと発表したが、その後は戦死者数は明らかにしていない。
西側諸国は、ロシア軍の戦死者数はこの10倍を超えると推計。ウクライナは少なくとも4万5000人のロシア兵が死亡、もしくは負傷したとしている。
ウクライナ側も自国軍の戦死者数の公表には消極的だが、ウクライナ軍のトップは22日、約9000人の兵士が戦死したと発表した。