[ニューヨーク 9日 ロイター] - テニスの四大大会最終戦、全米オープン(OP)は9日、ニューヨークで男子シングルス準決勝を行い、第5シードのカスパー・ルード(ノルウェー)はロシア出身で第27シードのカレン・ハチャノフを7─6、6─2、5─7、6─2で下し、決勝に進んだ。
第1セットでは、55本のラリーの末にタイブレークを制すなど激闘を見せたルード。ノルウェー出身の男子選手としては史上初となる全米決勝進出の快挙を成し遂げた。
ルードは「この試合はおそらく、私たち2人にとって最大の試合だった。自分の手にしたチャンスをものにしたいと思うもの。私は今日それができた」とコメント。
第1セットの長いラリーの際には「カレンに自分が疲れていることを見せないようにしていた」と明かし、「スポーツ、特にテニスでは演技が必要。ものすごい精神力と心理の戦いで、ほんの小さなことでも試合に勝つ手助けになる」と話した。
もう1試合では、第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第22シードのフランシス・ティアフォー(米国)を6─7、6─3、6─1、6─7、6─3で下し、11日の決勝に駒を進めた。