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戦争犯罪、隠し通せず 「いずれ明るみに」=米軍トップ

発行済 2022-09-17 04:19
更新済 2022-09-17 13:28
© Reuters. 米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は16日、ウクライナ軍がロシア軍から奪還した北東部で民間人ら多数の遺体が発見される中、戦争犯罪を隠し通すことはできないとの考えを示

[タリン 16日 ロイター] - 米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は16日、ウクライナ軍がロシア軍から奪還した北東部で民間人ら多数の遺体が発見される中、戦争犯罪を隠し通すことはできないとの考えを示した。

ミリー氏は北大西洋条約機構(NATO)関連の会合に出席するために訪れているエストニアで記者団に対し、戦争犯罪に該当するか判断は留保するとしながらも、「戦争犯罪は隠しおおせない。特に集団墓地のようなものは、いずれは世界が知るところとなる」と述べた。

ミリー氏はエストニアに入る前にイスラエルを訪問し、ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)記念施設を訪れた。ウクライナで起きていることをホロコーストと比べるつもりはないとしながらも、「証拠が存在している限り、戦争犯罪は明るみに出されなければならない」と語った。

今後の戦況については慎重な見方を表明。ウクライナはロシアに制圧された全領土を奪還できるかとの質問に対し「ウクライナ軍の反転攻勢は初期段階にある。開始からまだ2週間程度しか経過していない」とし、「ウクライナ軍がどこまでこの戦いを押し進められるかはまだ不明だ。戦闘の展開を見守る必要がある」と述べた。

*システムの都合により再送します。

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