[ワシントン 4日 ロイター] - バイデン米大統領は11月8日の中間選挙を前に、民主党の資金調達活動に精力的に関与している。今週6日にはメディア王ルパート・マードック氏の子息のニューヨーク市の自宅で行われる資金集めのイベントにも出席する予定だ。
中間選挙では、両院の過半数獲得を目指す共和党との間で厳しい闘いが予想される。こうした中、バイデン氏は選挙に向けた数週間の間に驚異的な勢いで資金調達を行っている。
関係筋によると、バイデン氏は6日、民主党知事会の代表であるフィル・マーフィー・ニュージャージー州知事の自宅で開かれるイベントに参加。その後ニューヨークへ向かい、民主党上院議員選挙委員会のためにジェームズ・マードック氏の自宅で資金集めを行う。
マードック氏とその妻で気候変動活動家のキャサリン氏は、バイデン氏の2020年大統領選で大口献金をしている。
民主党全国委員会の関係者によると、バイデン氏の援助により、現在の選挙サイクルでは中間期の最高記録となる2億7100万ドルを集め、今年に入ってからは1億0700万ドル以上を調達。「どの年においてもこの時点で最高額」に達している。