[ウィーン 24日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)は24日、ウクライナ政府の要請を受け、「数日中に」ウクライナ国内の核施設2カ所に査察官を派遣する準備を進めていると明らかにした。
ウクライナが放射性物質をまき散らすことを目的とした「汚い爆弾」の使用を計画している可能性があるというロシアの主張を受けた動きとみられる。ウクライナはロシア側の主張を否定。西側諸国はロシアによる「偽旗作戦」として警戒している。
IAEAは声明で、ウクライナの核施設2カ所に関するロシア側の主張を認識しているとした上で、両施設ともすでにIAEAの査察対象となっており、うち1カ所は1カ月前に査察が行われたとした。