[ニューヨーク 9日 ロイター] - 2024年の米大統領選挙で鍵を握るとみられるミシガン州の州務長官選挙は、前回の大統領選で勝利していたとのトランプ前大統領の虚偽の主張を支持する共和党候補が落選した。
エジソン・リサーチの予測によると、民主党候補のジョスリン・ベンソン氏が共和党のクリスティナ・カラモ氏に勝利した。
アリゾナ州とネバダ州の州務長官選挙でもトランプ氏の敗北を認めない「選挙否定派」が立候補しているが、いずれも結果が判明していない。
市民団体や憲法学者は、選挙否定派の州務長官が24年の大統領選の結果を認めないことを懸念している。
非営利団体ステーツ・ユナイテッド・アクションによると、全米50州のうち30州で選挙を監督する役職(知事、州務長官、州司法長官)の少なくとも1つに選挙否定派が候補者として名を連ねている。
多くの州でまだ票の集計中だが、同団体によると9日未明の時点で、8つの州で12人の選挙否定派が選挙を管理する地位を得た。
13の州で選挙否定派が州務長官選に立候補し、これまでのところ3人が当選、2人が落選、8州は未確定という。