[カブール 21日 ロイター] - アフガニスタンを統治するイスラム主義組織タリバンの最高裁は21日、北東部タハル州で11日に19人が公共の場でむち打ち刑に処されたと明らかにした。シャリア(イスラム法)の厳格な解釈を刑事司法に適用することを示す動きとみられる。
最高裁の広報担当は「シャリアによる厳格な捜査と検討を経て、各自39回のむち打ちの刑が言い渡された」と説明。このうち9人が女性だったと述べた。
この刑執行はタリバンによる組織化された体罰刑適用を示す大きな兆候だが、全土規模で実施されるかはまだ不明。
裁判所の説明によると、タリバンの精神的指導者が今月に判事らと面会し、シャリアに合致した刑罰を行うべきと進言した。