[23日 ロイター] - 国際サッカー連盟(FIFA)は、ワールドカップ(W杯)カタール大会の決勝後、トルコ人シェフのヌスレット・ギョクチェ氏が優勝したアルゼンチン代表選手らとピッチで撮った写真がソーシャルメディア上で拡散したことを巡り、調査を開始した。
ギョクチェ氏は通称「ソルトベイ」と呼ばれ、世界中に高級レストランを展開する有名シェフ。インスタグラムでは5000万人近いフォロワーを擁し、これまでにフランス代表キリアン・エムバペやポーランド代表ロベルト・レバンドフスキなど、複数の有名サッカー選手がレストランを訪れる写真などが投稿されている。
同氏はアルゼンチンのW杯優勝後、自身のインスタグラムに優勝した選手らとの写真や動画を投稿。また、FIFAのウェブサイトでは過去の優勝者など「非常に厳選された人々」しか触れることが許されていないとされているW杯優勝トロフィーを手に持つ写真、アルゼンチン主将リオネル・メッシの腕をつかんで注意を引こうとする動画も拡散した。
FIFAは声明で、「調査の結果、12月18日にルサイル競技場で行われた閉会式後に、個人が不正にピッチに侵入したことが立証された。適切な内部措置が取られるだろう」と述べた。