[モスクワ 17日 ロイター] - ロシアの民間軍事会社ワグネルの元指揮官で、同国が侵攻したウクライナで戦闘に従事したアンドレイ・メドベージェフ氏が、ノルウェーへ脱出し亡命を求めている。ロシアの人権団体が明らかにした。
メドベージェフ氏は元ロシア軍兵士で、刑務所で服役後の2022年7月、4カ月の契約でワグネルに参加。ワグネルを脱走したものの捕らえられた他の戦闘員が殺害されるのを目撃し、組織から抜けたという。
メドベージェフ氏は、ロシア出国を手助けした人権団体「グラグ・ネット」の動画を通じ、越境後にノルウェー警察に拘束されたと説明。同団体代表に「苦痛の中で死ぬのは怖い」と話した。
ワグネル創設者の実業家プリゴジン氏はメドベージェフ氏について、戦闘員だったと認めた上で「捕虜を虐待した」と主張。広報担当者を通じ、声明で「気を付けろ、彼は非常に危険だ」とした。
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