[北京 24日 ロイター] - 中国の秦剛外相は24日、ベラルーシのセルゲイ・アレイニク外相と電話会談し、中国にはベラルーシとの政治的な相互信頼強化に取り組む意思があると伝えた。中国外務省の声明で明らかになった。
中国の習近平国家主席とベラルーシのルカシェンコ大統領は昨年9月、相互関係強化として「全天候型」の戦略的パートナーシップを発表した。中国はクライナ侵攻直前にロシアとの「無制限の」友好関係も宣言している。
秦氏はアレイニク氏に「中国はベラルーシと協力し、両国首脳が達した重要な合意を履行していく意向だ。その際、両国首脳の戦略的指針に基づいて高いレベルの交流を維持し、相互の政治的信頼を強化していく」と述べた。
中国はベラルーシの国家安定維持支援を続けるとともに、「外的勢力」によるベラルーシへの内政干渉や「違法な」一方的制裁の試みに反対していくと伝えた。
ウクライナはここ数カ月、ベラルーシがロシアを支援するためウクライナ戦争に加わる恐れがあると懸念しており、東部と南部でロシアと戦う一方で北部防衛のために軍を分散せざるを得ないと訴えている。