[ワシントン 11日 ロイター] - オースティン米国防長官は11日、機密文書の流出問題について、流出源が判明するまで徹底的に調査する考えを示した。
同氏は会見で「われわれはこの文書の出所とその範囲を突き止めるまで調査を続け、全ての石をひっくり返していく」と語った。
国防総省は2月28日と3月1日の日付で文書が投稿されたことを認識していたが、それ以前にオンライン上に他の文書があったかどうかは分からないと述べた。
その上で「これらは、調査を続ける中で判明することだ」と述べた。
米中央情報局(CIA)のバーンズ長官はテキサス州ライス大学での講演で、機密文書の流出問題は「非常に遺憾だ」と述べたが、国防総省と司法省の調査について詳細を明らかにしなかった。
「われわれはいかに手続きを厳しくできるかという点で学ぶ必要がある」と述べた。
政府関係者がロイターに明らかにしたところによると、国防総省で情報・安全保障を担当するハリス次官代理が同省の調査を指揮している。
最も機密性の高い情報の中には、ウクライナの軍事能力や欠点に関連するとされるものがあり、同国内の西側特殊部隊の数に触れた文書もある。