[21日 ロイター] - サッカーのスペイン1部は21日、各地で試合を行い、レアル・マドリードは敵地でバレンシアに0─1で敗れた。
レアルは前半33分、左サイドからのクロスをディエゴ・ロペスに至近距離から押し込まれて失点すると、この1点で勝負が決まった。
なお、この試合の後半にはレアルのビニシウス・ジュニオールがファンから人種差別を受けたとして激高し、何度もスタンドを指さしてレフェリーに主張するなど試合が10分ほど中断になる一幕があった。
ビニシウスはその後プレーを続けたが、試合終了間際にバレンシアの選手ともみ合いになり、退場処分になった。
レアルのカルロ・アンチェロッティ監督はモビスター・プルスに「今日はサッカーに関する話はしたくない。サッカーについて話すことに意味はない。今日われわれが目撃したものは受け入れがたい。スタジアム全体から人種差別のチャントが聞こえたし、私はレフェリーに試合を止めるべきだと言った」とリーグのスタンスを問題視し、ビニシウスの反応は「理解できる」と擁護した。
アトレチコ・マドリードはオサスナに3─0で快勝。この結果、勝ち点を72としたアトレチコはレアルを1ポイント差でかわして2位に浮上した。
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