[キーウ 23日 ロイター] - ウクライナと国境を接するロシア西部ベルゴロド州のグラトコフ知事は23日、「テロ対応体制」を依然として維持していると語った。
ロシアは前日、ウクライナの「破壊工作集団」がベルゴロドに侵入したと発表。
一方、ウクライナ国内メディアは軍情報機関の話として、ロシアの反体制派である「自由ロシア軍団」と「ロシア義勇軍団」による攻撃だったと報じた。ウクライナのポドリャク大統領顧問はツイッターへの投稿で、状況を注視しているが「ウクライナは無関係だ」とした。
グラトコフ知事はメッセージサービスのテレグラムで、「テロ対応体制」がまだ続いているとし「国防省と法執行機関による領内の浄化は続いている」と述べた。
グラトコフ氏によると、前日の越境攻撃では少なくとも8人が負傷したほか、複数の建物が損壊し、多くの住民が避難を余儀なくされた。知事はテロ対応体制を敷き、当局が人々の移動・通信を取り締まる権限を強化した。