Bassam Masoud Emily Rose
[ガザ/エルサレム 23日 ロイター] - イスラエルのハネグビ国家安全保障顧問は22日、イスラム組織ハマスとの戦闘停止合意に基づく人質解放が行われるのは24日以降になると明らかにした。米政府も同様の見通しを示した。
イスラエルとハマスは22日、パレスチナ自治区ガザの戦闘を4日間停止し、双方が拘束・拘留している人の解放や人道物資の搬入を実施することで合意した。
戦闘停止とハマスによる人質解放の開始時刻はまだ公式発表されていないが、エジプト治安筋によると、仲介交渉担当者らは23日午前10時(日本時間同午後5時)の開始を求めていた。
ハネグビ氏は声明で「人質解放交渉は絶えず進展し継続している」とし、「双方の当初の合意に従って解放は始まるが、24日より前ではない」と述べた。
米ホワイトハウスのワトソン報道官は、最終的な実施面の詳細が調整中だとし、24日午前の開始を期待していると述べた。
イスラエルの公共放送Kanは当局筋の話として、ハマスと仲介役カタールが合意に署名していないため24時間の遅れが生じたと報じた。ニュースサイト「Ynet」によると、イスラエルはハマスが解放する予定の人質の名簿をまだ受け取っていない。
イスラエルメディアは戦闘停止も24日になるまで開始されない見通しと報じている。